リブログ「リンパは流さない 流してはいけない!」
皮下組織は 間質リンパふくみ そこに含まれる 栄養素と酸素で
細胞は生きています
この間質リンパを 筋膜内で放出するのが 血管と血液の役割です。
筋束も 間質リンパを含み そこに含まれる 酸素と栄養素で
筋肉細胞も生きています。
筋肉はより多くのエネルギーを消費するため
より多くの新鮮な 酸素と 栄養素を必要としています
筋束内には多くの血管を含んでおり
筋肉は弛緩と収縮を繰り返して 間質リンパをポンプしています
筋束内圧の 上下によって 間質リンパはポンプされ
そのポンプ効率は 一見 筋収縮率によるように思われてしまうのですが
大切なのは いかに拡張するかなのです。
ポンプはより多くの 液体をポンプ内に吸い込むことで
より大きな アウトプット 駆出率が高まります。
ポンプ活動でもっとも大切なのは
駆出率 駆動力です。
いかに 大きく膨らみ 吐き出すのか?
ポンプがより大きくふくらめば 少し収縮しただけで
たくさんの体液を駆出することができます。
さらに ポンプのエネルギーの素となる
酸素と栄養素に 細胞が満たされるわけですから
駆動力も大きくなるわけです。
間質リンパは 血管からでてきた 新鮮な酸素と栄養素を含む一方
細胞の老廃物を含んだ 混合体液です。
大切なのはいかに筋肉というポンプが新しい体液を吸い込み
古い体液を排出していくのか?
吸い込んだものを 吐き出す 割合を 心臓のポンプ機能を
示す 駆出率という 言葉で表現します。
駆出率が低いと 同じ体液を吸い込んだり吐き出したりしている
割合が高くなってしまい。
老廃物にまみれ 新鮮な酸素と栄養素が隅々の細胞まで届きにくくなります。
駆出率が大きくなれば 駆動力は小さくてもかまいません
ポンプ効率が高くなれば 力はそんなに出す必要がないということです。
ポンプは効率良く働き 力をいれなくても 余裕で動くことが大切なのです。
駆出率に おおいに関係しているのが ポンプに流れ込む体液の圧力
プレロード と ポンプから 出る 先の圧力アフターロードです。
プレロードは大きいほど ポンプに入る体液の量は多くなります
そしてアフターロードが小さいほど ポンプから先への流れが良くなります
心臓の場合は 血管抵抗が アフターロードになりますが
筋肉の場合は 筋膜内の体液の圧力や 筋膜の抵抗がアフターロードになります。
プレロードは大きすぎると 心臓の場合は膨らみすぎ 心臓機能は低下しますが
筋肉の場合は 筋肉拡張により まわりより陰圧になり
筋膜外や 毛細血管との 圧差によって プレロードが大きくなり
駆出率は大きくなります。
身体の 酸素 と栄養素 のポンプを良くしていく
それがさとう式リンパケアなのですね!
今日はちょっと難しい話でしたね
理解できたでしょうか?
駆動力と駆出率 プレロードとアフターロード
一番 駆動力が出せる長さのことを レスティングレングスといい
駆動力が出せる状態から 少しの力を出すことで
筋肉は圧倒的な 必要以上の ポンプ力 筋力を 出すことが可能です
そしてその筋肉のポンプ力によって 細胞に 酸素と栄養素が
供給されるのです。
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